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コラム

ホームステージングとホームステージャー

 

前回のコラムにて、ホームステージングとは何かを伝えさせていただきました。

ホームステージングを行う為の、専門知識や技術を取得している人を、ホームステージャーと呼びます。

一般社団法人 日本ホームステージング協会で、資格認定を受けているホームステージャーは

2019年6月末現在にて、1級資格認定者が192人、2級資格認定者が2,822人となっています。

当コラムを書いている私は、1級を所有しています。

 

では、ホームステージャーはどのような専門知識や技術を持っているのでしょうか。

ホームステージャーが行うことでは、住宅の物件価値を高める為に、インテリアや家具を用いて、

室内空間を演出(ステージング)する事に最も目がいきます。

でも、それは物件を購入する買主様の目に触れる最終の部分です。

買主に良い印象を与えるための空間演出

空室の物件の場合は、部屋に何もないので、家具やインテリアを用いて空間演出を行います。

 

でも、住みながら物件を売却する場合、「買主様により良い印象を与える」事が大事になります。

その為には、物件から「売主様の個性」や「生活感」を取り除いていく事が必要になります。

買主様は、物件購入後の暮らしに色々な思いや理想を描いて内覧に来られます。

その内覧時に、売主様の生活感が出すぎていると、気持ちは冷めてしまいます。

同様に、内覧時に室内が物でいっぱいだったり、汚れていると、魅力を感じるどころではありません。

内覧時に「より良い印象」を感じてもらう空間を演出する為に、片づけや清掃が必要になります。

そこで、ホームステージャーには、「片づける」「清掃する」事に対する専門知識が必要となります。

 

まずは、片付けを行い、その後に清掃を行う事で、買主様の印象がアップします。

 

また、「片づける」「清掃する」事を売主様とスムーズに進めるための

「コミュニケーション」スキルも、ホームステージャーには必須です。

 

物を「片づける」為には、整理整頓して収納したり、処分することが必要になります。

しかしながら、室内にある物には、「売主様の思いや事情が込められている」物もたくさんあります。

大事な思い出の品、本当に不要な物。これらを、売主様と一緒に「片づける」為には、

売主様の思いを察して、寄り添う気持ちと、コミュニケーション力が

ホームステージャーの最も重要なスキルだと思います。

まとめ

「ホームステージャー」とは、まだ余り馴染みのない言葉です。

ここまで記述したように、ホームステージャーは

物件価値高め少しでも早く売買する為の色々な専門知識を有した者です。

 

でも、このホームステージャーの持つ「片付け」「清掃」「コミュニケーション力」等

の知識や技術は単に物件の売買だけではなく、

日本で問題となってきている、空き家問題や、高齢者の一人暮らし問題に

家の相続問題、遺品整理問題等にも最善の方法で解決ができるものです。

 

今後、ホームステージャーとは、皆さんの身の回りでの

日常の生活での困りごとの相談ができる存在として、

問題を抱えた方に寄り添える存在となると思います。

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